大幅続落で全面安にー2023年3月14日の日本株

3月14日の日本株

3月14日の日本株は、寄り付きから大きく下落し、その後も終日軟調な動きとなりました。日経平均株価の終値は前日比610円92銭安の27222円04銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も大幅安となりました。

値上がり銘柄417に対し値下がり銘柄3694と全面安の展開、昨年来高値更新銘柄は4、昨年来安値更新銘柄は64でした。

ADA指数はマイナス1.4%となり、前日の6.7%から低下してマイナス圏となりました。保有株の下落により売却を進めたことによるものです。空売りの方が買いより多くなっていますが、買い持ちしている株もまだそれなりに残ってはいます。

テクニカル的には目先は反発しやすいが・・・

個別銘柄をみると、引き続きアメリカのシリコンバレー銀行破たんの影響を引きずり、銀行株が軒並み急落しています。また、それ以外の銘柄も、かなり25日移動平均線を割り込むものが目立ってきました。

ただ、3営業日連続で全面安となったため、テクニカル的には目先は反発しやすい形にはなっています。ここから株価がどうなるかは不明ですが、買いそびれていた銘柄が25日移動平均線近辺まで調整しているようなケースは、無理のない範囲で買ってみるというのも一つの策だと思います。逆に、空売りするのであればもう少し戻りを待ってから実行した方が安全でしょう。

先週木曜日の高値から、あっという間に急落しましたが、本格的な下げ相場になればこのようなことは何度も起こります。もし今回適切な対処ができず塩漬け状態になってしまった・・・という方は、同じミスを繰り返さないよう、あらかじめルールをしっかりとつくり、それを実行するように心がけてください。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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