6月26日の日本株

6月26日の日本株は、寄り付きから上げ幅を広げる展開となり、後場は高値圏で推移しました。日経平均株価の終値は前日比493円92銭高の39667円07銭でした。
TOPIXも上昇しましたが上昇率は日経平均株価に劣りました。東証グロース市場250指数も上昇しました。

値上がり銘柄2393に対し値下がり銘柄1605と値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は140、年初来安値更新銘柄は1でした。

ADA指数は71.7％となり、前日の66.2％から上昇しました。保有株の上昇によりヘッジ空売りを外したことなどによるものです。さすがにポジションが膨らみすぎているので、少し減らそうと考えています。

高値更新銘柄が目立つ

個別銘柄をみると、リクルートホールディングス（6098）、日本電気（6701）、伊藤忠商事（8001）、オリックス（8591）、クレスコ（4674）など高値更新となるものが目立ちました。
また、全体で見ても75％ほどの銘柄が25日移動平均線を超えてきており、全面高の状況に近づいています。

ただ、現状は日銀が利上げ、金融引き締めに舵を切りつつあることから相場サイクル的には金融相場ではなく逆金融相場であると思われ、そうなるとここから株価がどんどん上がり続けるというのもなかなか考えにくいです。

従って、上昇トレンド銘柄の保有は続けるものの、ポジションを膨らませすぎないように注意し、急落への備えを怠らないようにしたいと思います。

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足立武志

1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』（ダイヤモンド社）など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用ＥＸＰＯなどセミナー講師多数。