6月24日の日本株

6月24日の日本株は、寄り付き安く始まったものの後場は上値を伸ばす展開となり、日経平均株価の終値は先週末比208円18銭高の38804円65銭でした。
TOPIXも上昇、東証グロース市場250指数は小幅高にとどまっています。

値上がり銘柄2668に対し値下がり銘柄1343と値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は57、年初来安値更新銘柄は7でした。

ADA指数は54.3％となり、先週末の42.8％から上昇しました。株価上昇のため上昇トレンド銘柄の新規買いや、ヘッジ空売りの買い戻しなどを行ったことによるものです。

少しずつ全体が底上げとなっている感

個別銘柄をみると、クレスコ（4674）が高値更新となるなど、強い銘柄も散見されますが、引き続き強いものと弱いものの二極化という状況です。
ただ、安値更新銘柄がかなり減っていることから、弱い銘柄であってもずるずる下げ続けるものはほとんどなくなり、まだトレンド転換までには至っていないものの多くの銘柄は反発局面に入っているようにみえます。

個人的にも、意図せずしてポジションが膨らんできましたが、これは別の切り口から考えればそれだけ上昇トレンド銘柄が増えてきた証左でもあります。今のところ日経平均株価は横ばいの状況が続いていますが、これを明確に上抜けることができるのかどうか、上昇トレンドの個別銘柄を持ちながら観察を続けていきたいと思います。

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足立武志

1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』（ダイヤモンド社）など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用ＥＸＰＯなどセミナー講師多数。