6月11日の日本株

6月11日の日本株は、寄り付き直後大きく上昇したもののその後は上値の重い展開となり、日経平均株価の終値は前日比96円63銭高の39134円79銭でした。
TOPIXは下落、東証グロース市場250指数は上昇しました。

値上がり銘柄1739に対し値下がり銘柄2190とやや値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は91、年初来安値更新銘柄は13でした。

ADA指数は54.0％となり、前日の52.8％からやや上昇しました。上昇トレンド銘柄の新規買い、下降トレンドになった保有株の売却の双方を進めた結果、トータルのポジションはほぼ変化なし、という状況です。

高値更新銘柄も少なくないが

個別銘柄をみると、デクセリアルズ（4980）、日本電気（6701）、ミマキエンジニアリング（6638）、エスリード（8877）など高値更新銘柄も出ていますが、上場銘柄のおよそ半分は25日移動平均線を下回った状態であり、なかなか全面高の展開とはなりません。

ただ、東証グロース市場250指数が少しずつ上昇に転じており、成長株の中にも株価が強くなりつつあるものが散見されることから、グロース市場の上昇には引き続き期待していきたいと思います。

上昇トレンドの強い銘柄を保有継続するとともに、底値から立ち上がって移動平均線超えを果たした銘柄の新規買いも行って、今後成長株主導の相場になった場合でもその恩恵を受けられる準備をしておきたいと思っています。

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足立武志

1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』（ダイヤモンド社）など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用ＥＸＰＯなどセミナー講師多数。