6月10日の日本株

6月10日の日本株は、寄り付き後からじり高の展開となり、日経平均株価の終値は先週末比354円23銭高の39038円16銭と、39000円を回復しました。
TOPIXも上昇、東証グロース市場２５０指数も上昇率は低いながらも上昇しました。

値上がり銘柄3008に対して値下がり銘柄1027と値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は74、年初来安値更新銘柄は21でした。

ADA指数は52.8％となり、先週末の45.5％から上昇しました。移動平均線超えとなった銘柄の新規買いを行ったことなどによります。

ひとまず米早期利下げ期待後退日本株への悪影響はなしか

個別銘柄をみると、日本電気（6701）、ミマキエンジニアリング（6638）、スター精密（7718）など高値更新となるものも散見されました。また、新たに25日移動平均線超えとなった銘柄も多く、ひとまずアメリカの早期利下げ期待の後退により、日本株への悪影響は逃れたように感じます。
無論、アメリカのFOMCや日本での日銀金融政策決定会合が控えていますので、その結果次第では大きく変動する可能性もありますが、今のところは上昇トレンド銘柄をしっかりと保有していればよさそうです。

東証グロース市場２５０指数もじわじわと反発してきていますので、ここからの成長株の上昇、ひいては全面高の展開も期待したいところです。

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足立武志

1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』（ダイヤモンド社）など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用ＥＸＰＯなどセミナー講師多数。