5月29日の日本株
5月29日の日本株は、寄り付き後上昇したもののその後は下げに転じ、後場はじわじわと下げ幅を広げる展開となりました。
日経平均株価の終値は前日比298円50銭安の38556円87銭でした。
TOPIXも下落、東証グロース市場250指数は2%超の下落で年初来安値を更新しています。
値上がり銘柄745に対し値下がり銘柄3350と全面安に近い状態、年初来高値更新銘柄は86、年初来安値更新銘柄は169でした。
ADA指数は51.5%となり、前日の58.9%から低下しました。保有株の値下がりにより、移動平均線割れ銘柄を売却したことなどによるものです。
下手に動くと損失が拡大する
個別銘柄をみると、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)や千葉銀行(8331)など高値更新となる銘柄もありましたが、年初来安値更新銘柄が169に達するなど、実態はかなり悪い状況です。
東証グロース市場250指数が年初来安値更新を続けているのも非常に気持ちが悪いですし、東証プライム市場の大型株を持っていなければじり安になっているのではないでしょうか。
例えば今のようなマーケット環境では、株価が下げ止まって上昇し、25日移動平均線を超えたから買ってみたところ、翌日すぐに株価が下落して損切りになった・・・という事象が頻発します。マーケット全体は下げ相場と思われますから、利益を得ようと積極的に行動しようとすればするほど損失が拡大してしまうことになります。
私自身も、積極的な行動が仇になってしまうことも多く、日経平均株価やTOPIXが25日移動平均線を明確に割り込んできたら、ポジションを縮小して守り優先の形にすることも考えています。
とにかく、今の日本株は日経平均株価を見ていては見誤ってしまいますので、個別銘柄ごとにしっかりとトレンドを確認し、トレンドに逆らった投資をしないようにしましょう。
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