5月27日の日本株

5月27日の日本株は、寄り付き高く始まり、引けにかけて値を伸ばす展開となりました。日経平均株価の終値は先週末比253円91銭高の38900円02銭でした。
TOPIXの上昇率は日経平均株価を超え、東証グロース市場250指数も上昇しました。

値上がり銘柄2404に対し値下がり銘柄1610と値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は70、年初来安値更新銘柄は94でした。

ADA指数は52.4％となり、先週末の40.3％から上昇しました。株価上昇により上昇トレンドとなった銘柄への新規買いを行ったことなどによるものです。

やや良化も二極化相場には変わりなし

個別銘柄をみると、日本電気（6701）、川崎重工業（7012）、千葉銀行（8331）が高値更新となるなど、強い銘柄が結構目立ちました。一方で、年初来安値更新銘柄も94に達しており、値を崩す銘柄もかなり多かったです。

個人的には先日来申し上げている通り、上昇トレンドの強い株を中心に保有する一方、グロース市場銘柄もウォッチし、上昇の兆しを感じたらそちらにも投資する、というスタンスで臨んでいますが、今のところグロース銘柄が好転したような感じにはなっていません。

引き続き二極化相場が続くように思いますので、上昇トレンドの強い銘柄は保有継続、下降トレンドの弱い銘柄は下げ止まって上げに転じて上昇トレンドに転換したら買うことができるよう、今からピックアップしておくのがよいでしょう。

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足立武志

1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』（ダイヤモンド社）など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用ＥＸＰＯなどセミナー講師多数。