ひとまず反発ー2024年4月22日の日本株

4月22日の日本株

4月22日の日本株は、日経平均株価が寄り付きから上昇して始まり、一時マイナス圏に沈む局面もあったものの引けにかけて再び上げ幅を広げ、終値は先週末比370円26銭高の37438円61銭でした。
TOPIX、東証グロース市場250指数も上昇しました。

値上がり銘柄3290に対し値下がり銘柄798とほぼ全面高、年初来高値更新銘柄は34、年初来安値更新銘柄は19でした。

ADA指数は29.0%となり、先週末の9.9%から大きく上昇しました。株価反発に伴い、ヘッジ空売りをしていた銘柄の買戻しを行ったことなどによるものです。

買うなら早い方がよい

個別銘柄をみると、コンコルディア・フィナンシャルグループ(7186)が高値更新となるなど、強い銘柄もありますが、まだ多くが25日移動平均線を超えていません。とはいえ、チャート形状をみると、大部分の銘柄がいったん下げ止まって反発している形となっています。

株というのは下がるときも、一直線に下がるのではなくジグザグに下がることが多いですし、上がるときもまた然りです。したがって、先週末までの下落が、上昇局面の一時的な下落なのか、大きな下落局面の始まりなのかは分からないですし、月曜日の反発が、底打ちして上昇に転じたのか、下落途中の一時的な反発に過ぎないのかも分かりません。

分からないのであれば、できるだけリスクが低くなるような投資行動をするべきであり、それは即ちできるだけ反発初期の早い段階で買うということです。
そうすれば、もしここから本格的な上昇をしたならば安く買い仕込めますし、上昇せず頭打ちで下落に転じたとしても、小さい損失で撤退することができるからです。

ただ、反発初期は、移動平均線割れの弱い銘柄が多いですから、そうした銘柄を買うのではなく、移動平均線を超えている銘柄や、いち早く移動平均線を超えてきた銘柄、つまり強い銘柄を中心に買う方が安全です。

これから3月決算の決算発表が本格化しますが、決算発表直前の銘柄は、決算により大きく株価が乱高下する可能性が高いですから、できるだけ避けた方がリスク回避の面からは無難です。

無料メール講座:「上位10%の負けない株式投資」

~上位10%の投資家だけが知っている教科書に載っていない負けない投資術~

株式投資でなかなか成果が出せずに悩んでいる方・必見!

株式投資で負けないために必要な知識・情報・テクニック・ノウハウをお伝えします。

イベント、セミナー、勉強会等の情報も優先的に発信します。

↓ぜひコチラから登録してください。↓

足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

関連記事