日経平均株価続落で状況さらに悪化ー2024年4月17日の日本株

4月17日の日本株

4月17日の日本株は、寄り付き高く始まったものの上値は重く、引け間際に下げが加速し、日経平均株価の終値は前日比509円40銭安の37961円80銭でした。
TOPIX、東証グロース市場250指数も下落しました。

値上がり銘柄911に対して値下がり銘柄3151と全面安に近い展開、年初来高値更新銘柄は19、年初来安値更新銘柄は220でした。

ADA指数は33.2%となり、前日の35.0%から少し低下しました。保有株の売却の一方、押し目買いも行ったため、トータルでのポジションは大きく変動しませんでした。

下げはじめに売って反発したら買い戻せばよい

個別銘柄をみると、状況は昨日よりさらに悪化し、全体の70%以上の銘柄が25日移動平均線を割り込んでいます。銘柄によってはかなりひどい下げとなっているものもありますが、私自身は25日移動平均線を割り込んだらさっさと売却しますので、それ以上下がっても何も痛くありません。

株が下げた時の選択肢としては「売る」か「我慢する」しかないわけですが、中途半端に我慢すると、安値で投げ売りしてしまうことになりますし、とことん我慢した場合、塩漬け株になってしまうことになります。

したがって、我慢するという選択肢は最終的には大きな損失につながりますので、やはり私は一旦売却してその後の株価の様子を見るようにしています。

我慢して持ち続けていれば上がる!と思っていてもそうならないのが株式投資。大きな損失を被りたくなければ、下げはじめの段階で売って、反発したら買い戻せばよいのです。株価下落を我慢する必要もなく、ストレスも溜まりません。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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