ひとまず反発ー2024年4月18日の日本株

4月18日の日本株

4月18日の日本株は、寄り付き下落して始まったもののそこから切り返してプラス圏で引けました。日経平均株価の終値は前日比117円90銭高の38079円70銭でした。
TOPIX、東証グロース市場250指数も上昇しました。

値上がり銘柄3061に対し値下がり銘柄998と全面高に近い展開、年初来高値更新銘柄は17、年初来安値更新銘柄は81でした。

ADA指数は30.6%となり、前日の33.2%から少し低下しました。引き続き、25日移動平均線を割り込んだ銘柄を売却し、再び超えたら買い直すという形で対応しています。

拾うなら強い銘柄から

個別銘柄をみると、多くの銘柄が寄り付き安値で陽線を引いていたり、下ヒゲを付けている状況で、ひとまず全般的に下げ止まって反発した形になっています。

しかし、テクニカル面でみても多少のリバウンドは当然のタイミングでしたので、重要なのはこれで本当に下げ止まったのかどうかです。1日だけの反発では何とも言えません。

ただ、ここまで強かった銘柄が、25日移動平均線を寄り付き時点や場中で割り込んだものの、終値では回復しているものも結構あり、こうしたものは買い直しをしたりしています。

ここから反発するか、割り込むかは分かりませんので、反発したらより上がりやすく、割り込んでも大きくは下がらない可能性がより高い、強い銘柄を買い直しの対象としています。
逆にここまでずっと下降トレンドだったような銘柄も、18日は多くが反発していますが、これらはトレンド転換を果たしたかどうか不明なので、安易に手を出さない方が無難と思います。

日経平均株価や個別株が、18日につけた安値を割り込むようであれば、さらなる下落に警戒が必要です。

足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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