個別銘柄の強さが持続するか?-2024年4月12日の日本株と今週の投資戦略

4月12日の日本株

4月12日の日本株は、寄り付き高く始まったあとは売り物に押され、日経平均株価の終値は前日比80円92銭高の39523円55銭でした。
TOPIXも上昇しましたが、東証グロース市場250指数は下落しました。

値上がり銘柄2035に対し値下がり銘柄1970と拮抗、年初来高値更新銘柄は182、年初来安値更新銘柄は45でした。

ADA指数は62.6%となり、前日の59.2%から少し上昇しました。移動平均線超えの銘柄の新規買いや買い増しを実行したことによります。

ひとまず様子見

個別銘柄をみると、コンコルディア・フィナンシャルグループ(7186)、りそなホールディングス(8306)、日本ピラー工業(6490)、日東電工(6988)、サンフロンティア不動産(8934)など高値更新となる銘柄も結構ありました。
日経平均株価は25日移動平均線近辺でもたもたしていますが、個別銘柄には強い動きをするものが多かった1週間でした。

週末にアメリカ株が大きく下落、日経平均先物も週末の日経平均株価から700円ほど下げていますから、週明けは大幅安でスタートしそうですが、ろうばい売りは避け、寄り付き後の動きについて様子を見たいと思います。

日経平均株価は弱いものの、足元で強かった銘柄はそれほど下がらない、という可能性もありますから、慌てて売るのではなく、株価の推移を確認し、移動平均線割れとなるまではできる限り粘って利益を伸ばしたいと思います。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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