急速に下げ渋るー2024年3月12日の日本株

3月12日の日本株

3月12日の日本株は、寄り付き大きく下げて始まったもののその後は切り返して下げ幅を急速に縮める展開となりました。日経平均株価の終値は前日比22円98銭安の38797円51銭でした。

値上がり銘柄2757に対し値下がり銘柄1287と値上がり優勢、昨年来高値更新銘柄は37、昨年来安値更新銘柄は33でした。

ADA指数は59.9%となり、前日の51.7%から上昇しました。株価反発を狙い、個別銘柄を買い向かったことによります。リスクは高いですが、ここまで買えなかった銘柄がかなり大きく下がってきて買える水準に達したので、しっかりと損切りラインを設定したうえで買ってみることにしました。

再び上昇に転じるか?

個別銘柄をみると、M&A総研ホールディングス(9552)など、少ないながらも高値更新となる銘柄もあり、強い銘柄から早速切り返して上値追いを目指しているように感じます。

また、かなり多くの銘柄が長い下ヒゲをつけていたり陽線で引けていて、かつ3月11日の安値も割り込まない銘柄がかなりありました。
私自身、11日と12日に買った銘柄については、基本的には11日の安値を割り込んだら損切りとしたうえで、反発を狙っています。
また、もともとの保有株の中にも、25日移動平均線割れで下ヒゲをつけたものが結構あり、それらも下ヒゲの先端を割り込んだら売却、というようにしたいと思います。

下ヒゲというのは、その株価水準まで下がったら売りたい人が売り終わり、逆に買いたい人がたくさんいて株価が反発することで生じますから、強い形です。それを割り込むというのは、新たに売りたい人が大量に生じ、それが買いたい人を上回っていることを示すので、極めて注意すべき状況です。
基本的には11日や12日の安値を割り込んだもの(その時点で25日移動平均線を超えているものは除く)については売却し、損失の拡大を防ぐつもりでいます。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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