日経平均株価大幅安も高値更新銘柄は多数ー2024年3月7日の日本株

3月7日の日本株

3月7日の日本株は、寄り付き高く始まったもののその後は売りに押され、後場は一段安となりました。日経平均株価の高値からの下げ幅は1000円近くに達し、終値は前日比492円07銭安の39598円71銭でした。
TOPIX、東証グロース市場250指数も下落しました。

値上がり銘柄1524に対し値下がり銘柄2543と値下がり優勢、昨年来高値更新銘柄は224、昨年来安値更新銘柄は19でした。

ADA指数は54.3%となり、前日の56.9%から少し低下しました。移動平均線割れの銘柄を売却したり、株価が急騰した保有株を一部利食い売りしたりしたことによります。

陰線引けや上ヒゲの銘柄多数

個別銘柄をみると、りそなホールディングス(8308)、川崎重工業(7012)、三井住友フィナンシャルグループ(8316)などが高値更新となりました。業種でみると、銀行株は強く、逆に自動車株が弱いなど、円高転換を見越したような動きにも見えます。

日経平均株価が高値をつけてから1000円ほど下落した影響もあり、個別銘柄も高値を更新した後大きく下げ、陰線引けや上ヒゲをつけた銘柄が多数生じています。チャート形状としてはあまりよくなく、かつこれが高値圏で生じたことには注意が必要です。いつ本格的な下げに発展するか分かりませんから、どこまで下がったら売るかはしっかり決めておくようにしましょう。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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