2月8日の日本株
2月8日の日本株は、寄り付きから日経平均株価は上げて始まり、時間の経過とともに株価が大きく上昇していく非常に強い展開となりました。日経平均株価の終値は前日比743円36銭高の36863円28銭でした。
TOPIXも上昇しましたが上昇率は日経平均株価に及ばず、東証グロース市場250指数は小幅下落となりました。
値上がり銘柄1602に対し値下がり銘柄2431と値下がり優勢、昨年来高値更新銘柄は89、昨年来安値更新銘柄は30でした。
ADA指数は56.6%となり、前日の55.4%からやや上昇しました。多少の新規買いや銘柄入れ替えを行ったことによるものです。
実態は下落?
個別銘柄をみると、シグマクシス・ホールディングス(6088)、イワキ(6237)、KOKUSAI ELECTRIC(6525)、日立造船(7004)など高値更新となる銘柄もそこそこ見受けられましたが、上記の通り値下がり銘柄の方が値上がり銘柄よりも多く、実態としては下落した1日とみてよいでしょう。
さらに、昨年来安値更新銘柄が30まで増加しており、また、25日移動平均線を新たに割り込んだ銘柄も200近くに達し、確かに強い銘柄も結構ある一方で、下落に転じる銘柄が日々増えているというのが現実の姿です。
騰落レシオがピークを付けた後もしばらくの間、日経平均株価は強いという状況はよくありますので、今回もそのパターンかもしれません。だとすれば、弱い銘柄はいち早く株価がピークアウトしている可能性もあり、移動平均線割れの銘柄を安易に買わない方が無難と思います。
本日の上昇は、9日のSQを直前に控え、先物・オプションの買い方が売り方を踏み上げさせるために買い仕掛けたようにも思え、実態とは異なる動きでした。
しかし、日経平均先物へ投資していればこのような上昇も利益とすることができますので、やはり今日のような動きをみると、個別株に加え、日経平均先物など、日経平均株価が上昇すれば利益となるものへの投資もしておくべきだな、と実感します。
日経平均株価は高値更新まであとわずかですので、ここを明確に超えてくれば、いよいよバブル高値更新へ向けた動きとなるかもしれません。その点は大いに期待したいところです。
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