12月21日の日本株
12月21日の日本株は、寄り付きから大きく下げて始まり、その後も下げ幅を広げる展開となりました。日経平均株価の終値は前日比535円47銭安の33140円47銭となり、前日の大幅高を完全に帳消しにしました。
TOPIX、東証グロース市場250指数も下落しました。
値上がり銘柄985に対し値下がり銘柄3051と全面安に近い展開、年初来高値更新銘柄は18、年初来安値更新銘柄は27でした。
ADA指数は40.1%となり、前日の46.6%から低下しました。株価の大幅な下落に伴い、保有株の一部を売却したことなどによるものです。
個別株は指数ほど弱くなかった印象
個別銘柄をみると、川崎汽船(9107)が高値更新となるなど、強い銘柄もありましたし、値下がり銘柄が多かったのは確かですが、寄り付き安値で切り返して陽線で引けるものも多く、日経平均株価が大きく下落した割には、個別株は底堅かった印象です。
日経平均株価は高値更新直前で再び25日移動平均線まで押し戻された形となり、半年間続いている横ばい相場が継続しています。基本は日経平均株価、個別株は別々にトレンドを評価し、上昇トレンドなら乗っていく、という形を取りたいと思います。
早く上でも下でも良いので明確な長期的なトレンドが生じてもらいたいものです。
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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。
10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。
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