大幅下落と思いきや切り返しー2023年12月18日の日本株

12月18日の日本株

12月18日の日本株は、寄り付き安く始まった後下げ幅を広げたものの、後場に入ると切り返し、下ヒゲを付けた状態で終わりました。日経平均株価の終値は先週末比211円57銭安の32758円98銭でした。
TOPIX、東証グロース市場250指数も下落しました。

値上がり銘柄1450に対し値下がり銘柄2590と値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は20、年初来安値更新銘柄は44でした。

ADA指数は32.1%となり、先週末の25.8%から上昇しました。新規買いをある程度実行したことが主な要因です。

大手海運株が一斉高

個別銘柄をみると、高値更新銘柄は少なかったものの、日本郵船(9101)、商船三井(9104)、川崎汽船(9107)の大手海運株が一斉に大きく上昇するなど、強い銘柄も少なからずありました。全体的に見れば、成長株に強い銘柄が目立った印象です。

日経平均株価は25日移動平均線を割り込んでいますが、大きく売られることも今のところなく、引き続き方向感に乏しい展開です。ただ、個人的には小型成長株が底堅い動きになっていて、浮上し始めているように見える銘柄もかなり増えていますので、小型成長株にはいつもより強気で挑んでみたいと思っています。

今回の下落で強い銘柄の中にも押し目を付けたものがありますから、近々反発に転じるとみるのであればそれらは拾っていくのも悪くないでしょう。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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