長い下ヒゲが出現ー2023年10月24日の日本株

10月24日の日本株

10月24日の日本株は、日経平均株価が寄り付き高く始まった後大きく売り込まれたものの、その後急反発して長い下ヒゲをつけました。終値は前日比62円80銭高の31062円35銭でした。
TOPIXは小幅反発、マザーズ指数は2%を超える大幅な反発となりました。

値上がり銘柄2395に対し値下がり銘柄1602と値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は7、年初来安値更新銘柄は186でした。

ADA指数はマイナス34.0%となり、前日のマイナス29.2%からマイナス幅が拡大しました。朝方の下げで逆指値に引っ掛かった保有株の売却などを行ったことによります。後場の急反発では特に何も動きませんでした。

1日だけの動きでは分からない

個別銘柄をみると、日経平均株価と同様、個別銘柄も長い下ヒゲを付ける銘柄や、寄り付き安値の陽線引けとなっているものが多くなっています。

日経平均株価の日足チャートをみると、10月4日の一番底から反発して今回二番底を付け、かつ下ヒゲをつけていますので、10月4日の一番底を割らない限りは底打ちの期待が高まる形となっています。

ただ、長い下ヒゲが出たから必ず底打ちするかと言えば決してそうではなく、個人的には明確なトレンド転換を確認してから行動したいと思っています。個別銘柄の25日移動平均線超え、少なくても5日移動平均線超えを確認してからではないと新規買いや買い直しは見送るつもりです。

確かに24日の朝方の安いところをピンポイントで買えば利益は出せますが、デイトレーダー出ない限り事実上それは不可能ですし、その後の反発(=下ヒゲを確認できた時点)で買ったとしても、25日以降再び下げに転じた場合、損切りラインの設定がかなり難しくなります(下ヒゲ割れだと損失が大きくなってしまうし、移動平均線は割り込んでいるので移動平均線を基準とした損切りもできない)

また、24日の動きを底打ちと決めつけて、大量に買ったり空売りを返済した場合、底打ちではなかったときにポジションの再構築が極めて難しくなります。私であればかなり空売りを入れていますので、これを例えば24日に全て返済したものの、25日以降再度下落した場合、再びの空売りのポジションは多分作れないです。

個人的には、あくまでも25日移動平均線ベースで、強い銘柄を多少拾う程度で考えています。空売りについても、基本は25日移動平均線超えまでは持続する予定です。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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