10月16日の日本株
10月16日の日本株は、寄り付きから大きく下落して始まり、その後も下げ幅を広げる展開となりました。日経平均株価の終値は先週末比656円96銭安の31659円03銭となり、25日移動平均線を明確に割り込みました。
TOPIX、マザーズ指数も大幅下落となり、マザーズ指数は10月初旬の安値を割り込んで底割れとなっています。
値上がり銘柄633に対し値下がり銘柄3460と全面安に近い展開、年初来高値更新銘柄は7、年初来安値更新銘柄は150でした。
ADA指数はマイナス21.7%となり、先週末のプラス4.6%から大幅に低下してマイナス圏に再度突入しました。新規空売りはそれほど行いませんでしたが、下降トレンドに転じた保有株の売却が多かったため、ADA指数は大きく下がりました。引き続き上昇トレンド銘柄の買い持ちと下降トレンド銘柄の空売りのロング・ショート戦略を継続しています。
安易に手を出しづらい相場
個別銘柄をみると、年初来安値更新銘柄が150まで達しています。また、ここまで25日移動平均線を超えていて、強い動きだった小型成長株も、本日の下げで軒並み25日移動平均線割れとなりました。
10月4日にマーケット全体が安値を付けた時よりもさらに下がった銘柄がこれだけあるということは、マーケット環境はかなり弱いと言わざるを得ません。
実際、現時点で25日移動平均線を超えている個別株は全体の15%ほどしかありません。
ただ、日経平均株価は25日移動平均線を割り込んではいますがそれほど弱いわけではなく、先物主導で再度25日移動平均線を超えてくる可能性もあります。
したがって、個別株、先物など含め、とにかく上昇トレンドの銘柄だけ保有し、下降トレンドになったら速やかに売ることが、このようなマーケット環境で自身の資産を減らさないためには重要となります。
特に小型成長株を見ていると、一度下げに転じたら、そこからとことん下げ続けるケースがとても多いです。でも、移動平均線割れで一度撤退しておけば損失は最小限で済ませることができ、次のチャンスに資金を回すことができます。
勝負に行くべきでないときに勝負するのは、資産を大きく減らすことにつながりますので注意してください。
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