9月29日の日本株
週末かつ月末の9月29日の日本株は、大引け間際に急速に戻したものの総じて弱含みの展開となり、日経平均株価の終値は前日比14円90銭安の31857円62銭でした。
TOPIXは大幅安、マザーズ指数は上昇しました。
値上がり銘柄1396に対し値下がり銘柄2632と値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は47、年初来安値更新銘柄は22でした。
ADA指数はマイナス16.0%となり、前日の2.7%から大きく低下してマイナス圏となりました。もともとロング・ショート戦略で買い持ちと空売りの両方を持っていますが、株価下落に伴い買い持ちが大きく減少したため、このような状態になりました。つまり、買い持ちより空売りの方が多い状況です。
大手海運株が揃って25日移動平均線割れに
個別銘柄をみると、前日に引き続き、成長株は堅調な一方、東証プライムの大型株は軟調なものが目立ちました。大手商社株は軒並み下落して25日移動平均線を大きく割り込んでいますし、鉄鋼株も大幅下落、そしてここまで非常に強い動きとなっていた大手海運株は3社ともそろって25日移動平均線を明確に割り込みました。
また、指数でみるとTOPIXが圧倒的に弱い動きです。
個人的には、海運株が崩れれば、今回の上昇相場は一旦は終了すると思っておりますので、その可能性が高まる大きな兆候が表れたと感じています。
成長株が堅調な動きですが、かといって資金を成長株にダイナミックにシフトするような状況とも思えず、成長株の中で強い銘柄につき押し目買いを狙うなど、無理のない程度にとどめようと思っております。
投資部門別売買状況では、3週連続で外国人投資家が売り越しており、その総額は2兆円に迫る金額です。外国人投資家の大きな売りに逆らっても良いことはありませんから、現時点で上昇トレンドの銘柄についても、下降トレンドに転じたら速やかに売るようにし、大きな損失を被らないように気を付けたいものです。
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