5月29日の日本株
5月29日の日本株は、寄り付き大幅高で始まり、日経平均株価は一時31500円を突破してバブル後高値を更新したもののその後は徐々に上げ幅を縮める展開となりました。日経平均株価の終値は先週末比317円23銭高の31233円54銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も上昇しました。
値上がり銘柄2430に対し値下がり銘柄1485と値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は161、年初来安値更新銘柄は55でした。
ADA指数は17.1%となり、先週末の11.9%から上昇しました。株価上昇に伴い空売りの一部買い戻しや、新規買いを行ったことによります。引き続きポジションは膨らませすぎないように気を付けています。
一旦の天井の可能性も
個別銘柄をみると、三菱重工業(7011)、クリアル(2998)、旭有機材(4216)などが高値更新、そして伊藤忠商事(8001)、丸紅(8002)、三井物産(8031)、住友商事(8053)、三菱商事(8058)の五大商社がそろって上場来高値更新となるなど、強い銘柄は引き続き強い動きです。
一方で、日経平均株価がこれだけ大きく上がったにもかかわらず、年初来安値更新銘柄が50を超えているなど、二極化の動きは継続しています。
さて、日経平均株価は31500円超えで上ヒゲを付けて伸び悩んだ形となっていて、確定ではありませんが天井をつけやすいチャート形状ではあります。
ここから積極的に高値を追いかけるのはやはりリスクがかなり高いと思います。
また、以前から申し上げている通り、上がる銘柄と下がる銘柄が両極端になっているので、「出遅れだ!」「まだまだ買える銘柄はたくさんある!」などとして、株価が下がっている銘柄を買うのもお勧めしません。
確かにここから出遅れ銘柄が上昇に転じる可能性もありますが、それならば上昇トレンドに転じた可能性が出てきてから買えばよいと思います。
引き続き、日経平均株価は強いものの個別銘柄はまちまちで、日経平均株価の上昇ほど利益を取れない状況は続いていますので、無理をして勝負をしないようにしましょう。
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