5月25日の日本株
5月25日の日本株は、日経平均株価が寄り付き下げて始まったもののすぐ切り返し、その後はプラス圏で推移しました。終値は前日比118円45銭高の30801円13銭でした。
TOPIXは小幅に下落、マザーズ指数は1%超の下落でした。
値上がり銘柄1656に対し値下がり銘柄2255と値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は90、年初来安値更新銘柄は67でした。
ADA指数は16.6%となり、前日の25.8%から低下しました。保有株の値下がりによる売却もありましたが、新規の空売りを行ったことによりADA指数が下落しています。空売りはADA指数計算上マイナスで計算しますので、買いと空売りがいずれもそこそこの金額となっているというのが実態です。
弱い銘柄は下げが続いている
個別銘柄をみると、旭有機材(4216)、日本ピラー工業(6490)、マイクロアド(9553)など高値更新となる銘柄も散見されますが、何といっても日経平均株価が高値からほんのわずかしか下げていないにもかかわらず、年初来安値更新銘柄が67も発生しているという事実に驚かされます。
要は、日経平均株価が上昇しても、弱い銘柄は引っ張られることなく下げ続けているということです。また、本日の日経平均株価上昇の要因は、アドバンテスト(6857)や東京レクトロン(8035)の大きな値上がりによるところが大きく、この2銘柄だけで日経平均株価を211円押し上げています。
アドバンテストや東京エレクトロンが値上がりしなかったら、日経平均株価は値下がりしていたことになり、いかに日経平均株価だけが上昇して個別銘柄は上昇しないのか、というのが実感できたのではないでしょうか。
私自身、本日は空売りしている銘柄の大部分が値下がりしていて、日経平均株価が上がろうが、弱い銘柄は買われずじり安の状態になることを実感しているところです。
日経平均株価が急落しない限りは、日経平均株価の動きにかかわらず、強い銘柄は上昇トレンドを継続し、弱い銘柄は下降トレンドになるという状態が続くのではないかと思います。
くれぐれも下降トレンドの弱い銘柄を拾い、上昇するまで待つ、といったことはしないようにしましょう。そのまま下げ続けてしまう可能性が大です。
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