5月9日の日本株
5月9日の日本株は、寄り付きから徐々に上げ幅を広げ、終日強い展開となりました。日経平均株価の終値は前日比292円94銭高の29242円82銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も上昇しました。
値上がり銘柄2883に対し値下がり銘柄1095と値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は396、年初来安値更新銘柄は8でした。
ADA指数は29.2%となり、前日の18.9%から上昇しました。株価上昇に伴い、新規買いおよび空売りの買戻しを行ったことによるものです。下降トレンド銘柄もまだ結構あるので、空売り残高はそれなりの水準残ってはいます。
日本株に資金が入っているように感じる
個別銘柄をみると、アズーム(3496)、KeePer技研(6036)、セガサミーホールディングス(6460)や、住友商事(8053)、三菱商事(8058)、兼松(8020)などの商社が高値更新となるなど、引き続き順調な動きです。
また、今週に入り感じたのは、例えば移動平均線超えで新規買いしたとき、今まではすぐしぼんでしまうケースが多かったのですが、そうならず移動平均線を超えた後もしっかり株価の上昇が続くことが明らかに多くなっているという点です。
移動平均線超え後も株価が伸びるということは、それらの銘柄に買いの資金が入っていることを意味しますから、すなわち日本株に新たな資金が入っているということです。
ただ一方で年初来高値更新銘柄は引き続き400銘柄近くと、年に1回あるかないかの水準ですし、騰落レシオは再び140%を超えて危険水準に達しています。
したがって、今からの個別銘柄の新規買いは、天井のリスクも高くなっているので慎重にすべきでしょう。一方、ここから株価がさらに上昇してボックス相場を上抜ける可能性もあるので、保有株については上昇トレンドが続く限り保有して利益を伸ばす局面と思います。
もし大相場に発展するのであれば、買われすぎの指標が発生しても、その状態が継続することが多いので、無理のない範囲で買い持ちをし、大相場への期待をしましょう。一方、いつ天井になってもおかしくないのも事実ですから下降トレンドになったら速やかに売る、といった臨機応変な対応が求められる局面です。上に行っても下に行ってもおかしくない状況ですから、しっかりとルールを決めてそれに従った行動をし、利益を伸ばしっつ損失を限定するようにしていきましょう。
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