5月2日の日本株
5月2日の日本株は、寄り付き大きく上昇して始まった後は売りに押される展開となり、日経平均株価の終値は前日比34円77銭高の29157円95銭でした。
TOPIXは小幅安、マザーズ指数は小幅上昇となりました。
値上がり銘柄1718に対し値下がり銘柄2167とやや値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は260、年初来安値更新銘柄は16でした。
ADA指数は13.7%となり、前日の15.4%から少し低下しました。引き続き上昇トレンド銘柄を買い持ちし、下降トレンド銘柄を空売りするロング・ショート戦略で、株価が上に行っても下に行っても対応できるようにしています。
先物は連休中大きな下ヒゲに
個別銘柄をみると、KeePer技研(6036)、マイクロアド(9553)など高値更新となる銘柄もそれなりにありますが、私自身が手掛けている銘柄は弱いものが目立ちました。商社株、海運株なども売られ、半導体株もここ最近弱いものが目立っており、景気後退への株価の影響も注視しておく必要があります。
さて、日本の連休中、金融機関破たんなどの影響もあってアメリカ株は一時大きく下落し、為替も133円近辺まで円高が進みました。日経平均先物もそれにつれて大きく下がっていましたが、金曜日の急騰でほぼ連休前の水準まで戻り、先物のチャートは大きな下ヒゲをつけた形になっています。
ここからの景気悪化を株価がどれだけ織り込んでいるのか、そしてその後の利下げまで株価は織り込もうとしているのか、つまり株価下落の要素と株価上昇の要素が混在しているため、先行きを見通すのは極めて困難で不透明です。
また、日本だけ金融緩和を継続していますから、他の国の株式に比べ日本株だけ買われる、という可能性もあります。
とにかく株価が上昇しても下落しても全くおかしくないので、決めつけて外して大きな損失を被ることだけは避けるようにすべきです。また、横ばい相場が続いていますので、買うにしても高いところを追いかけて買わない方が良いでしょう。引き続き、利益を得ることよりも余計な動きをして損失が膨らむのを避ける局面だと思います。無論、好決算などで上昇トレンドが継続している銘柄は保有継続で問題ないでしょう。
当面は、5月2日の日経平均株価の直近高値29278円80銭を超えてくるか、それとも頭打ちから下落に転じるかに注目しておきたいと思います。
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