2月10日の日本株
2月10日の日本株は、上昇して始まり、日経平均株価が27800円まで達したものの、その後は売りに押される展開となり、終値は前日比86円63銭高の27670円98銭でした。
TOPIXは小幅高、マザーズ指数は2%近くの下落となりました。
値上がり銘柄1631に対し値下がり銘柄2265とやや値下がり優勢、昨年来高値更新銘柄は81、昨年来安値更新銘柄は8でした。
ADA指数は31.8%となり、前日の36.5%から低下しました。下降トレンドに転じた銘柄を売却したり、打診気味ですが新規空売りを実行したことなどによるものです。引き続き、ポジションを膨らませすぎないように注意しています。
日銀新総裁選出で日経平均株価や銀行株がどうなるか
個別銘柄をみると、クリアル(2998)、アンビスホールディングス(7071)、丸紅(8002)、サンゲツ(8130)など高値更新となる銘柄も目立ちますが、下降トレンド銘柄も少なくなく、引き続き高安まちまちという状況です。
また、25日騰落レシオが130%に達しており、ここからの全面高はなかなか望みにくい展開となっています。
そんな中、金曜日引け後に、日銀新総裁として、元日銀審議委員で経済学者の植田和男氏を起用する意向であることが報じられました。株価への影響を懸念しましたが、週末の日経平均先物や、ドルー円レートは多少の変動はあったもののそれほど大きくは動かず、今のところはマーケットインパクトは少ないようです。
ただ、週明けの銀行株の動きで、日銀新総裁が利上げ路線を進めそうだと市場関係者が考えているかを見極めたいと思います。銀行株が上昇したならば、マーケットのコンセンサスとして引き続き金利上昇が見込まれると考えられます。
植田氏は、引き続き金融緩和を行うというコメントを発していますが、重要なのはそうしたコメントではなくマーケットの動きです。要人のコメントは当てにならないことが多く、株価の動きの方が真実に近いと思って動いた方が無難です。
ただ、植田氏が日銀新総裁になることにつき、マーケットも株価にどう織り込むのか悩んでいるというのが正直なところかも知れず、結局は今後の株価の動き、トレンドに素直についていくしかないのかな、と思っています。
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