12月28日の日本株
12月28日の日本株は、終日弱い動きとなり、日経平均株価の終値は前日比107円37銭安の26340円50銭でした。
TOPIXは小幅安、マザーズ指数も下落しました。
値上がり銘柄1661に対し値下がり銘柄2273と値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は63、年初来安値更新銘柄は86でした。
ADA指数は5.5%となり、前日のマイナス1.1%から上昇してプラス圏に浮上しました。上昇トレンドの強い銘柄に一部飛び乗ってみました。
高値更新も安値更新も多い
個別銘柄をみると、りそなホールディングス(8303)や買取王国(3181)が高値更新となるなど、年初来高値更新銘柄はかなりの数に上っています。
しかし一方で、年初来安値更新銘柄も多く、株価チャートを見ても下げ止まらずにズルッと底抜けしている銘柄が多いように感じます。
このように、高値更新銘柄も安値更新銘柄も多数生じているということは、強い株と弱い株の二極化がさらに進展していることを意味しています。
ですから、このようなときに逆張りで株価が下がっている銘柄を買っている個人投資家は、じわじわと含み損が膨らんで、苦しんでいるはずです。
まだ日経平均株価は26000円という高い水準にあります。もしここからアメリカ株安、円高に振れれば、日経平均株価の20000円割れは十分すぎるほど起こりえることで、そうなったら、ただでさえ弱い銘柄は、いったいどこまで下がってしまうのか?ということになります。
アメリカ株では最近テスラの暴落が話題になっていますが、私からすれば「なんで下がっているのに持ち続けているの?」と思ってしまいます。上昇トレンドの強い銘柄だけ保有する、下降トレンドの銘柄は持たない。こんな単純なことができない個人投資家があまりにも多いことが不思議でなりません。
今含み損を抱えて苦しんでいる個人投資家は、株価がここからさらに大きく下がったとき、再起不能の大損を被る可能性があることをよく理解しておいた方が良いと思います。そうなりたくなければ、下降トレンドの銘柄は持たず、上昇トレンドに転じてから買うことです。
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