弱含む銘柄が増加ー2022年11月30日の日本株

11月30日の日本株

月末11月30日の日本株は、朝方大きく売られたものの後場になりやや持ち直し、日経平均株価の終値は前日比58円85銭安の27968円99銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も下落しました。

値上がり銘柄1263に対し値下がり銘柄2604と値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は33、年初来安値更新銘柄は8でした。

ADA指数は39.4%となり、前日の38.3%から少し上昇しました。空売りの買戻しや、新たな空売りの実行などを行った結果です。

移動平均線割れ銘柄が増えてきた

個別銘柄をみると、ここまで強かった銘柄群は軒並み伸び悩み、高値更新を目指すのはかなり困難な状況です。
25日移動平均線を割り込む銘柄も目立ってきており、そうした銘柄には新規に空売りを入れたくなってしまいます。

過熱感が高まっていましたので当然の調整ではありますが、仮に下げ相場の途中の中間反騰であれば、良い水準まで戻ったと思いますし、もし来年中盤にアメリカがリセッションし、来年末に利下げという専門家の予測が正しいとしても、リセッションに至るまでに景気が悪化し、企業業績が悪化し、株価がかなり下がることになるはずです。

引き続き、上昇トレンドの強い銘柄は保有を継続しつつ、いち早く下降トレンドになった弱い銘柄については少しずつ空売りをし、株価がどう動いても対応できるようにしておきたいと思います。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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