今日の日本株(2017年4月20日)

<今日の日本株>
4月20日の日本株は引けにかけて売られる展開となりました。日経平均株価の終値は前日比1円71銭安の18430円49銭でした。TOPIX、マザーズ指数は上昇しました。

今日の値上がり銘柄1978、値下がり銘柄1441と値上がりがやや優勢でした。年初来高値更新銘柄38、年初来安値更新銘柄53と、年初来安値更新銘柄が多い状況で、一旦の底打ちはしたものの戻りが弱い、という感触です。

今日のADA指数は35.5%となり、前日の37.3%からやや低下しました。25日移動平均線超えで新規買い・買い戻し等を行った銘柄が早くも失速して25日移動平均線を割り込んだものがいくつかあり、それらを売却したのが主な理由です。

<25日移動平均線を超えてからの失速が目立つ>
今の相場状況を一言でいうと、「強い銘柄は強いが、それ以外は上がらない」という印象です。例えば、アミューズ(4301)、メディアドゥ(3678)、メディカル・データ・ビジョン(3902)などは問題なく上昇トレンドが続いていますが、デジタルアーツ(2326)、デジタルガレージ(4819)など、25日移動平均線を超えたと思ったらすぐ失速し、25日移動平均線を再度割り込んでしまう銘柄も目立ちます。

私の手法として、投資対象銘柄が25日移動平均線を超えたら新規買いするのですが、その多くが、買った後失速してしまっている状況です。

印象として、底打ちは一旦したものの上昇はしない、下げ止まっただけ、という感じです。

とはいえ、25日移動平均線を超えなければ、絶対に大きく上昇しないのもまた事実ですので、25日移動平均線超えの銘柄は買わざるを得ません。あとは、上昇する銘柄をどう選ぶかです。これから3月決算企業の本決算が本格化しますが、来期の決算予想をきっかけに、株価が上昇トレンドに転じて、そこから大きく上昇するものも出てくるはずです。ウォッチしている銘柄の株価の動きには、日々注目しておくべきです。

足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

関連記事