9月30日の日本株
週末かつ月末の9月30日の日本株は、寄り付きから下げて始まり、その後も下げ幅を大きく広げ、日経平均株価は26000円割れとなりました。終値は前日比484円84銭安の25937円21銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も下落しました。
値上がり銘柄870に対し値下がり銘柄3061と全面安に近い展開、年初来高値更新銘柄は28、年初来安値更新銘柄は93でした。
ADA指数はマイナス10.0%となり、前日のマイナス8.4%から少しマイナス幅が拡大しました。引き続き上昇トレンド銘柄は保有継続、下降トレンド銘柄は空売りを実行するロング・ショート戦略を継続しています。買いより空売りの方が多いので、ADA指数がマイナスとなっています。
海運株、鉄鋼株、商社株、銀行株・・・
個別銘柄をみると、ここ1~2週間で、海運株、鉄鋼株、商社株、銀行株などが大きく値を崩しました。海運株や銀行株は配当権利落ちの影響もありますが、配当金をはるかに超える下げとなっていますので、かなり売り物が出ている印象です。
また、海運株、鉄鋼株はいわゆる景気敏感株で、これらの銘柄が大きく下げるということは、今後景気悪化が明確になっていく予兆ではないかと強く警戒しているところです。
実際、足元の株式マーケットは逆金融相場になっていて、金利上昇、株価下落という形です。ここから景気悪化が明らかになるにつれ、株価下落も加速してくると思われます。
通常であれば景気悪化となれば金融緩和が開始され、株価もやがて底打ちするのですが、今回はインフレがまだ全然収まっておりませんので、金融緩和により株価を支えることができないと思われます。もし金融緩和ができるほどまでにインフレが収まるころには、逆に景気悪化で金融緩和より前に株価は大きく下がってしまっているでしょう。
アメリカ株はNYダウが2年ぶりの安値水準となり、下落真っ只中ですが、平時であればそろそろいつ下げ止まってもおかしくない状況です。
ではここから全力で買い向かうことができるかといえば、それはあまりにもリスクが高いですから、相場全体が下げ止まって反発した場合は、いち早く上昇トレンドに転じた銘柄から順次買い、かつポジションをあまり膨らませないように注意していきたいと思います。個人的には、最終的には株価下落はこんなものでは済まないと思っていますし、目安としては2020年3月のコロナ・ショックの水準までの下落を想定しています。下げ相場では物理的に買いで利益を得ることができませんから、利益を得ようとするのではなく、損失を拡大させないことに心血を注ぐべきです。
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