9月29日の日本株
9月29日の日本株は、寄り付きから高く始まり、9月中間決算等の配当権利落ち分を即日埋める上昇となりました。日経平均株価の終値は前日比248円07銭高の26422円05銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も上昇しました。
値上がり銘柄2597に対し値下がり銘柄1310と値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は25、年初来安値更新銘柄は47でした。
ADA指数はマイナス8.4%となり、前日のマイナス21.2%からマイナス幅が縮小しました。株価反発に伴い空売りの買戻しや、新規買い付けを実行したことによります。ただ、まだ買いより空売りの方が多い状態です。
1日だけの反発で底打ちしたかは分からない
個別銘柄をみると、値上がり銘柄がかなり多く、配当権利落ち分を考慮すると、かなり強い動きでした。海運株など多額の配当金が出る銘柄は大きく下がりましたが、これは想定内の動きです。ただし、日経平均株価は引き続き25日移動平均線を大きく割り込んでいますし、多くの個別銘柄も同様です。
他方、少ないながらも上昇トレンドを維持している銘柄や、昨日の反発で移動平均線超えを早くも果たした銘柄もあり、それらについてまで弱気になったり、売却する必要はないと思います。
さて、配当権利落ち分を加味すると、実質的に日経平均株価は400円超の反発となったことになります。配当権利落ち分を即日埋めるのはかなり強い相場と言われてはいますが、正直、1日だけの反発で底打ちしたかは分かりません。
実際、昨晩のアメリカ株は大きく下がっていますし、仮に日経平均株価が28日に底値をつけたとしても、個別銘柄によっては底割れして下落が続いてしまう可能性も大いにあります。
日経平均株価が移動平均線割れの状況でも、上昇トレンド銘柄のみを保有し、下降トレンド銘柄は保有しないようにしておき、かつポジションを抑えめにしておけば、ここからさらに下がっても大きな痛手は追わないでしょうし、反発したとしてもその波に乗ることができます。
28日の安値で底打ちしたかどうかは現段階では分かりません。もし底打ちしたと決めつけて大量に買い向かう場合は、底割れしたら損切りするなどリスク管理を徹底してください。個人的には、上昇トレンドの個別銘柄だけ無理のない範囲で買っていればそれで充分と思います。
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