下げ一服も上値重いー2022年9月27日の日本株

9月27日の日本株

9月27日の日本株は、寄り付きから上昇して始まったものの上値も重く、日経平均株価の終値は前日比140円32銭高の26571円87銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も上昇しました。

値上がり銘柄2258に対し値下がり銘柄1553と値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は9、年初来安値更新銘柄は83でした。

A指数はマイナス11.6%となり、前日のマイナス12.4%から少しマイナス幅が縮小しました。引き続き上昇トレンド銘柄を買い、下降トレンド銘柄を空売りするロング・ショート戦略を継続しています。27日は保有株の売却があった一方、上昇トレンド銘柄で保有していないものを少量新規買いしました。

ピンポイントではなくゆったりと

個別銘柄をみると、さすがに急速な下落がつづいていたので一旦は下げ止まったという感じです。しかし、これをもって底打ち・反発に向かうかといえばそれは不明と言わざるを得ません。

下げ相場であっても毎日下げ続けるわけではなく、下がったり反発したりしながら、ある程度長い目でみれば右肩下がりになる、という形になります。ですから、たった1日下げ止まったからといって、「底打ちした!」というのはあまりにも早計ですし、それは単なる予想に過ぎないものになってしまいます。

日々の株価の動きを追い求めすぎると、小さな波に振り回され、結局は余計な売買を繰り返して損失が積み重なってしまいます。ですから1日反発した程度で底打ちしたかどうかを予測するのではなく、反発しても移動平均線を超えない限りは様子見をしておいた方が無難なのです。そうすれば、移動平均線すらも超えることができない小反発でいちいち底打ちを期待して買うようなことを避けることができます。

無論、各種テクニカル指標などにより、さすがにここでは反発する可能性が高い、というタイミングが到来することもあります。そんな時は株価が下がる中を買い向かうのも1つの戦略にはなりますが、それでも100%当たるわけではありません。したがって、底打ちの可能性が高いと思って買った場合も、必ず損切り価格を設定し、損切りを遵守するようにしてください。これを怠ると、底打ちかと思ったら底割れしてしまったとき、含み損がみるみる膨らみ、塩漬け株だらけで身動きが取れなくなってしまうからです。

今、買いで勝負に行くのはあまりにも無謀ですし、もし買うにしても、塩漬け株を作らないような売買ルールを持ったうえで行うようにしてください。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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