引き続き強いが全面高ではないー2019年11月6日の日本株

<今日の日本株>
11月6日の日本株は、前日終値を上回る価格帯で推移し、引けは小幅高となりました。日経平均株価の終値は前日比51円83銭高の23303円82銭でした。
TOPIXは小幅上昇、マザーズ指数は下落しました。

値上がり銘柄1730に対し値下がり銘柄1962とほぼ拮抗、年初来高値更新銘柄は200、年初来安値更新銘柄は2でした。

ADA指数は59.8%となり、前日の67.6%から低下しました。決算発表等により株価が25日移動平均線を割り込む銘柄がいくつかあり、それらを売却したことなどによります。

 

<年初来高値更新銘柄が200もある割には・・・>
個別銘柄をみると、引き続き大型の割安株や景気敏感株が買われる展開で、マザーズ指数の下落をみても分かる通り、中小型株は相変わらず蚊帳の外、という感じです。

もともと私自身、投資候補としてリストアップしている銘柄は中小型成長株が多いため、年初来高値更新銘柄が200もあるとは思えないほど、リストアップ銘柄の動きは悪いです。下降トレンドの銘柄もかなりあります。

では、今から年初来高値更新を日々続けているような強い銘柄を買えるかといったら、すでに大きく上昇していて移動平均線からのかい離も大きい状態で買うのはやはりリスクが高いので手を出せません。

ところが、そうした気持ちをあざ笑うかのように、さらに株価が大きく伸びていく、という状況になっています。

そうなると、リスクを取って年初来高値更新銘柄を飛び乗って買うべきかどうか、という話になりますが、私はやはり現段階で買うことはしません。

結局は、
強い銘柄に飛び乗る→上昇すればよいが、天井をつけ下落すれば大きな損失となるリスク
まだあまり上昇していない出遅れ銘柄を買う→大きな下げはなさそうだが株価が上昇せず利益を得られないリスク

という2つのリスクがあり、どちらのリスクをより回避したいか、によって戦略を変えるべきと思います。

もし、多少の損失は仕方ないので、強い銘柄に乗って利益を狙いたい、というのであれば年初来高値更新銘柄などを買っていくべきですし、株価が上昇しないのは仕方ないので、すでに大きく上昇している銘柄に飛び乗ってその後の下落で大きな損失を被ることは避けたい、というのであれば出遅れ銘柄を中心に買っていくべきです。

私の株式投資に対する考え方は、「いかに大きく利益をあげるか」ではなく、「いかに大きな負けをしないか」です。その考えに従えば、株価が足元で大きく上昇して移動平均線からのかい離が大きい銘柄を今から買うということにはならないのです。

 

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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