9月22日の日本株
9月22日の日本株は、前日のアメリカ株大幅安の流れを受け、寄り付きから大きく下げて始まりましたが、その後はやや下げ渋り、日経平均株価の終値は前日比159円30銭安の27153円83銭でした。
TOPIXも下落しましたが、マザーズ指数は小幅に上昇しました。
値上がり銘柄1606に対し値下がり銘柄2193とやや値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は9、年初来安値更新銘柄は87でした。
ADA指数はマイナス0.7%となり、前日のプラス1.9%からやや低下してマイナス圏に突入しました。25日移動平均線割れの保有株を売却したことにより、買い持ちより売り持ちの方が多くなりました。まだ上昇トレンドの銘柄もそれなりにあるので、全面的に売りに転じたわけではありません。あくまでも買い持ちも売り持ちも両方あるロング・ショートを継続しています。
NYダウが30000ドル割れで年初来安値に
個別銘柄をみると、確かに年初来高値より年初来安値の方がはるかに多く、下げ相場なのですが、22日の動きだけをみれば、朝方の寄り付き近辺が安値で、そこから反発して陽線引けになっている銘柄が目立ちましたし、値上がり銘柄も全体の4割ほどに達しています。
日本株は円安により株価がかさ上げされている形なので、アメリカ株ほど下げはひどくないように見えますし、アメリカ株のような大きな下げにはなりにくいと思っていました。
ただ、22日夕方、日銀が24年ぶりに円買い・ドル売りの為替介入を行い、一時的に円高に振れました。日銀が為替介入しただけで円高に反転するかどうかは不明ですが、もしここから円高方向に向かうと、円安でかさ上げされた株価が剥落し、アメリカ株よりも下げが悲惨になる(イメージでいえばアメリカ株の下げに追いつく感じです)可能性があります。
また、週末23日のアメリカ株は大きく下落し、NYダウが30000ドルを割り込んで年初来安値更新となりました。そして日経平均先物も26420円まで下落していて、9月中間決算の配当権利落ち分約200円分を考慮に入れても、日経平均株価は22日の終値から500円ほど安く始まる(26600円くらい)計算になります。
NYダウの週足チャートをみると、教科書のようにきれいな下降トレンドを描いていて、どう考えてもこの状況で買い向かう形ではなく、さらなる下げに警戒すべきです。
そして、アメリカ株が下がれば当然日本株も同じように下がることになりますので、下げ途中の安易な買いは慎み、損失が大きくならないことを最優先に行動しましょう。
下げが本格化した場合、どこまで下がるかはもちろん事前にはわからないのですが、おおよその目安として、2020年3月のコロナショック時の安値近辺をイメージしています。NYダウ、ナスダックともに現時点の株価から40%ほど下の水準です。日経平均株価も同様、40%ほど下げた水準になります。
とにかく、下がっている途中で買い向かわず、底打ちして反転してから買うことが損失の拡大を防ぎつつ、大きな利益を得るためのポイントとなります。無理に勝負して撃沈しないようにしましょう。
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