９月７日の日本株
９月７日の日本株は、寄り付きから安く始まり、日経平均株価は一時２７３００円割れまで値下がりしました。その後やや持ち直したものの、終値は前日比１９６円２１銭安の２７４３０円３０銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も下落しました。
値上がり銘柄１００７に対し値下がり銘柄２８８０と値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は１６、年初来安値更新銘柄は８８でした。
ADA指数は５．５％となり、前日の１４．６％から低下しました。株価下落に伴い保有株の売却や、新規空売りなどを実行しました。空売りがだいぶ増えてきましたが、上昇トレンド銘柄の保有株もまだ結構保有しています。
昨晩のアメリカ株は大幅高となったが・・・
個別銘柄をみると、年初来安値更新銘柄が大きく増加したのが気がかりです。株価が大きく値下がりするものも目立ち、下降トレンドの銘柄が占める割合がだいぶ増えてきました。日経平均株価も２５日移動平均線を割り込み下降トレンドが続いていますので、上昇トレンドの強い個別株を保有する以外は、キャッシュを温存しておくのがよいと思います。
昨晩のアメリカ株は大幅高となり、日経平均先物も２７７００円台まで戻っています。最近はトレンドが長続きしないので再び上方向に行く可能性もありますが、上・下と決めつけることなく、動いた方向に素直についていき、必要に応じて適時の損切りも行い、下手に予想してそれが外れて大損・・・ということのないようにしてください。
本当の買い場は、株価が大きく下がった後に訪れますから、仮にここから大きく株価が上昇したとして、乗り遅れてもそれほど問題ないと思います。それより、下手に買い向かって損切りもせず、含み損が膨らんでしまう、塩漬け株ばかりになってしまう、ということだけは絶対に避けるようにしましょう。チャンスが到来したときにキャッシュがなければ全く意味がありませんので。
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10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』（ダイヤモンド社）など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用ＥＸＰＯなどセミナー講師多数。
