9月1日の日本株
9月1日の日本株は、寄り付きから大きく下落し、その後も下げ幅を広げる展開となり、日経平均株価の終値は前日比430円06銭安の27661円47銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も下落しました。
値上がり銘柄676に対し値下がり銘柄3215と全面安に近い展開、年初来高値更新銘柄は23、年初来安値更新銘柄は29でした。
ADA指数は18.1%となり、前日の30.3%から大きく低下しました。保有株の下落に伴う売却や、新規空売りを実行したりしました。現時点では買い持ちの方が売り持ちより多いロング・ショートとなっています。
日経平均株価のチャート形状は一気に悪化
個別銘柄をみると、伯東(7433)など、高値更新となる銘柄もありましたが、多くは下落し、年初来安値更新銘柄も増えてきました。年初来高値更新銘柄を年初来安値更新銘柄が上回るのは久しぶりで、この状態が恒常化すると、下落相場が続くことになりますので要注意です。
また、日経平均株価も、水曜日までのチャートでは、25日移動平均線を少し割り込んだところでなんとか持ちこたえているという形でしたが、1日(木曜日)の大きな下げにより、チャート形状は一気に悪化して下向きに変化しました。
足元ではドル・円レートが1ドル=140円台と24年ぶりの円安水準になっており、これが株価の下支えにはなっていますが、アメリカ株の下落が続けば当然日本株への悪影響は免れません。
アメリカ10年物国債利回りもジワジワと上昇をしておりますし、高インフレによる景気悪化懸念からのアメリカ株の大きな下落には引き続き警戒すべきでしょう。ただ、日本株の個別銘柄にはまだ強いものも結構あるので、ポジションをあまり膨らませないようにしつつ、強いものはそのまま持ち続ければよいと思います。私自身も、上昇トレンドの強い銘柄は買い持ち、下降トレンドの弱い銘柄は売り持ちとし、株価が上・下どちらに大きく動いても対応できるよう準備しています。
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