大幅安で月曜安値割り込むー2022年9月1日の日本株

9月1日の日本株

9月1日の日本株は、寄り付きから大きく下落し、その後も下げ幅を広げる展開となり、日経平均株価の終値は前日比430円06銭安の27661円47銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も下落しました。

値上がり銘柄676に対し値下がり銘柄3215と全面安に近い展開、年初来高値更新銘柄は23、年初来安値更新銘柄は29でした。

ADA指数は18.1%となり、前日の30.3%から大きく低下しました。保有株の下落に伴う売却や、新規空売りを実行したりしました。現時点では買い持ちの方が売り持ちより多いロング・ショートとなっています。

日経平均株価のチャート形状は一気に悪化

個別銘柄をみると、伯東(7433)など、高値更新となる銘柄もありましたが、多くは下落し、年初来安値更新銘柄も増えてきました。年初来高値更新銘柄を年初来安値更新銘柄が上回るのは久しぶりで、この状態が恒常化すると、下落相場が続くことになりますので要注意です。

また、日経平均株価も、水曜日までのチャートでは、25日移動平均線を少し割り込んだところでなんとか持ちこたえているという形でしたが、1日(木曜日)の大きな下げにより、チャート形状は一気に悪化して下向きに変化しました。

足元ではドル・円レートが1ドル=140円台と24年ぶりの円安水準になっており、これが株価の下支えにはなっていますが、アメリカ株の下落が続けば当然日本株への悪影響は免れません。

アメリカ10年物国債利回りもジワジワと上昇をしておりますし、高インフレによる景気悪化懸念からのアメリカ株の大きな下落には引き続き警戒すべきでしょう。ただ、日本株の個別銘柄にはまだ強いものも結構あるので、ポジションをあまり膨らませないようにしつつ、強いものはそのまま持ち続ければよいと思います。私自身も、上昇トレンドの強い銘柄は買い持ち、下降トレンドの弱い銘柄は売り持ちとし、株価が上・下どちらに大きく動いても対応できるよう準備しています。

無料メール講座:「上位10%の負けない株式投資」

~上位10%の投資家だけが知っている教科書に載っていない負けない投資術~

株式投資でなかなか成果が出せずに悩んでいる方・必見!

株式投資で負けないために必要な知識・情報・テクニック・ノウハウをお伝えします。

イベント、セミナー、勉強会等の情報も優先的に発信します。

↓ぜひコチラから登録してください。↓

足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

関連記事