大きく負けないことを重視すべき状況ー2021年8月17日の日本株

8月17日の日本株

8月17日の日本株は、朝方高く始まったもののその後はじり安の展開となり、日経平均株価の終値は前日比98円72銭安の27424円47銭でした。
TOPIXも下落、マザーズ指数は2%の下げとなりました。

値上がり銘柄1073に対し値下がり銘柄2780と値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は47、年初来安値更新銘柄は192でした。

ADA指数は19.0%となり、前日の32.9%から大きく低下しました。保有株のうち25日移動平均線を割り込んだものを売却したり、新規に空売りを実行したことによります。

今は勝ちに行くのではなく上手に負ける時期

個別銘柄をみると、SBSホールディングス(2384)が高値更新、また、海運株が乱舞しており、強い銘柄もそれなりにあります。

しかし、年初来安値更新銘柄が200近く出現しており、私の感覚だと下降トレンド銘柄が全体の8割ほどに達していることなどを考えると、よほど強い銘柄に集中して投資できていない限り、利益を得るのは困難な状況です。

私も、16日は保有する強い銘柄があまり下げなかったのでそれほどダメージは受けませんでしたが、17日は強い銘柄に大きく下げるものが目立ったので、ダメージは16日より大きくなっています。

足元では、個別銘柄は指数よりさらに弱い感触で、25日移動平均線を超えて上昇トレンドに復帰したものも、再び下落して下降トレンドに戻ってしまっています。

ここまで下降トレンド銘柄が多く、年初来安値更新銘柄も200近くに達する状況で、勝ちに行こうとするのはあまりにも無謀です。今は負けて当たり前、しっかりと損切りを行い、できるだけ小さな負けで乗り切る時期です。

株式投資が上手な人は、「上手な負け方」を知っています。物理的に勝てない時期に勝ちに行こうとする人は、結局は大きく負けることになります。今は負けて当然。ならばできるだけ負けを小さくしよう、と思える人が最後には成功します。
塩漬け株をつくらず、損失が小さいうちに損切りをすることこそが、今最もやるべきことだと思います。小さい損失で乗り切れば、次のチャンスでしっかり挽回して利益を得ることができますから。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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