堅調だが決算発表による乱高下に注意ー2022年7月28日の日本株

7月28日の日本株

7月28日の日本株は、大幅高で寄り付き日経平均株価が28000円をタッチしたところで反転下落し、一時マイナス圏へ沈みました。後場やや持ち直し、終値は前日比99円73銭高の27815円48銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も小幅に上昇しました。

値上がり銘柄2343に対し値下がり銘柄1431と値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は90、年初来安値更新銘柄は5でした。

ADA指数は51.8%となり、前日の47.0%から上昇しました。上昇トレンド銘柄をいくつか買ったことなどによります。

日経平均横ばいのまま個別株上昇となるか?

個別銘柄をみると、決算発表により乱高下する銘柄が目立ってきましたが、総じて堅調で上昇トレンドの銘柄が多数を占めます。

日経平均株価は28000円で頭を抑えられ、6月の戻り高値を超えられずにいますが、日経平均株価がボックス圏でとどまる中、個別株が上昇を続けるというパターンもありそうです。

もし日経平均株価がスルスル上昇すると過熱感が高まり、天井をつけやすくなりますが、今は日経平均株価に過熱感がないので比較的新規に買いやすい雰囲気です。

ただ、騰落レシオが今でも137.7%と、天井に警戒する目安の130%を超えていますので、下げに転じたらすぐに撤退できるようにしておくのも重要です。

今のところは騰落レシオが高水準であることによるマイナスの影響は感じられませんが、個別銘柄の決算発表で予想外の動きをすることが多々ありますから、特に決算発表直前での買いは慎重に行うようにしましょう。株価下落リスクを回避したければ、決算発表直前の銘柄は控えた方が安全です。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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