成長株の多くが底打ちの形だがー2022年7月29日の日本株と今週の投資戦略

7月29日の日本株

7月29日の日本株は、寄り付き上昇し日経平均株価が28000円にタッチするも、その後は軟調に推移し、終値は前日比13円84銭安の27801円64銭でした。
TOPIXも下落しましたが、マザーズ指数は上昇しました。

値上がり銘柄1419に対し値下がり銘柄2396と値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は71、年初来安値更新銘柄は9でした。

ADA指数は57.7%となり、前日の51.8%から上昇しました。上昇トレンド銘柄の新規買いを行ったことなどによります。だいぶポジションが膨らんできたので、これ以上は膨らませないようにしたいと思っています。

成長株が底打ちの形に

日経平均株価は28000円で完全に頭打ちになっていますが、個別銘柄をみるとインターネットイニシアティブ(3774)やGMOリサーチ(3695)など、高値更新となるものも少なくなく、また、多くの銘柄が上昇トレンドとなっています。

そして、ベネフィット・ワン(2412)やエムスリー(2413)など、多くの成長株のチャート形状が底打ちの形となっています。

成長株は昨年秋以降のアメリカ金利上昇の影響を受け、大きく値下がりしましたが、それによりバリュエーションが低下して割高感が薄れたこともあり、足元で再び買われる傾向もあります。

これは、アメリカの10年物国債利回りが6月のピークからかなり低下していることも影響していると思います。

チャート形状でみれば多くの成長株が底打ちの形なのですが、ここからさらに順調に反発するかどうかは、アメリカの金利次第だと考えています。

したがって、足元で成長株を買うこと自体は間違っていないと思いますが、いつまで上がるか、いつ下げに転じるかはアメリカの金利に委ねることになるので、あらかじめ予測することはできません。ですから、どこまで下がったら損切りするかということをあらかじめ決めておき、大きな損失をしないように気を付けるようにしてください。

日経平均株価は28400円どころの戻り高値どころか28000円すら超えることができない状況ですから、ここから頭打ちになって下げに転じてしまうかどうかに当面は注目していきたいと思います。上がっても下がってもおかしくない局面なので、下がったときの売却・損切りについてはしっかりルール通りに動き、大きな損失を被らないようにしましょう。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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