SQ後の値動きに注目ー2022年6月9日の日本株

6月9日の日本株

メジャーSQを翌日に控えた6月9日の日本株は、前場もみ合った後、後場に日経平均株価が28400円近辺まで上昇したものの引けにかけて失速し、終値は前日比12円24銭高の28246円53銭でした。
TOPIXは小幅安、マザーズ指数は2%超の上昇でした。

値上がり銘柄2026に対し値下がり銘柄1794とやや値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は141、年初来安値更新銘柄は3でした。

ADA指数は58.3%となり、前日の60.6%からやや低下しました。株価が大きく下がった海運株を売却するなどしたことによるものです。引き続きポジションは多めに保っています。

メジャーSQ後の動きに注目

個別銘柄をみると、INPEX(1605)、ショーボンドホールディングス(1414)、三井物産(8031)、三菱商事(8058)など高値を更新する銘柄も結構あります。また、成長株のリバウンドも本格化していて、株を持っていれば利益は積み上がりやすい状況にはなっています。

6月10日(金)は年4回しかないメジャーSQですが、SQの直前に株価が大きく変動することがよくあるものの、今回は無風でした。あとはSQ後の株価の動きに注目です。もし下落に転じ、保有している個別株が下降トレンドになったら速やかに売却する必要がありますので、しっかりと保有株の動きはウォッチしておきたいです。

反発がいつまで続くか分かりませんが、久しぶりに株を持っていれば利益が増える状況に足元はなっていますから、ある程度の買いポジションは維持して、上昇の波に乗っていきたいものです。

円安が進んでいますから、単純に円安メリット株、という考えでも良いと思いますが、株価が反発に転じてからかなり時間が経っていますので、ここから新規に買う場合はあまり一度に大量に買わないようにした方が安全です。今はこれから買い仕込みを行うというよりは、すでに買い仕込んだ銘柄を保有し、利益を伸ばすという時期だと思います。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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