成長株の反発続くー2022年3月18日の日本株と今週の投資戦略

3月18日の日本株

3連休を控えた3月18日の日本株は、前場は前日終値を挟んだ動きでしたが、後場になりじわじわと上昇し、日経平均株価の終値は前日比174円54銭高の26827円43銭でした。
TOPIXも上昇、マザーズ指数は3%超の大幅上昇となりました。

値上がり銘柄2596に対し値下がり銘柄1287と値上がり優勢、昨年来高値更新銘柄は20、昨年来安値更新銘柄は4でした。

ADA指数は72.2%となり、前日の63.2%からさらに上昇して久しぶりの70%台となりました。これ以上ポジションを膨らませないようにするため、新規で何か買うときは、代わりに保有株を売却するようにしています。空売りはほとんどなくなりました。

両方保有するとポジションは膨らむが

個別銘柄をみると、成長株の反発が目立っている一方、インフレ関連銘柄の1つであつ非鉄金属株が軒並み高となっていたり、成長株もインフレ関連銘柄も上昇しているという状態になっています。

こうなってくると、成長株とインフレ関連銘柄のどちらを保有すべきか、という議論になりますが、私は両方保有することにしました。

なぜなら、成長株は天井を付けた後の単なるリバウンドの可能性もある一方、インフレはまだ始まったばかりなので、インフレ関連銘柄を中核に据える考えは変わらないからです。

でも、もしここから金利が低下する可能性もゼロではありませんし、大きく下げた後の成長株の反発は意外とスケールが大きいものになる可能性もあるため、ある程度の資金は入れておきたいと考えました。

これにより、どうしてもポジションが膨らんでしまいますので、もし足元の反発がすぐ終わってしまったら、再び損切りの嵐になりかねませんが、ここはチャートからみて、どう見ても買いのタイミングであろうと判断したため、リスクを取りにいくこととしました。

このままインフレ関連銘柄も成長株も上昇し、全面高の展開になることを期待しています。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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