2月17日の日本株
2月17日の日本株は、後場に入り急落し、その後やや戻したものの下落して終了しました。日経平均株価の終値は前日比227円53銭安の27232円87銭でした。TOPIX、マザーズ指数も下落しました。
値上がり銘柄1223に対し値下がり銘柄2654と値下がり優勢、昨年来高値更新銘柄は39、昨年来安値更新銘柄は51でした。
ADA指数は44.8%となり、前日の44.0%から少し上昇しました。上昇トレンド銘柄を保有し、下降トレンド銘柄を空売りするロング・ショート戦略を引き続き実行中です。
我慢するとろくなことがない
個別銘柄をみると、ロードスターキャピタル(3482)、三井物産(8031)、三菱商事(8058)などが高値更新となりました。引き続き、商社株、建設株、銀行株、資源・エネルギー関連株に上昇トレンド銘柄が目立ちます。
一方、マザーズ指数が1月終わりに付けた直近安値を割り込んだことからも分かるように、成長株は受難が続いており、全然下げ止まらないといった状況です。
成長株の多くは高値から良くて半値、ひどいものは5分の1以下になっていますが、多くの個人投資家はそんな中を我慢して持ち続けているようです。
しかし残念ながら、個人投資家が含み損を我慢して耐えている間は株価は明確な反発をしない可能性が高いのです。
過去の底打ちの株価チャートを見ていただくと分かる通り、最後は下げが加速してパニック売りや投げ売りが出て、売らざるを得ない人が売り終わってから反発を迎えます。
現状は、ダラダラと下げ続ける中を個人投資家が我慢しているという構図に見え、我慢している人たちがあきらめて投げ売りをしないと、ちょっと反発してまた下げる・・・の繰り返しになってしまうと感じます。
確かに成長株の中には売られすぎでは?と思うものも散見されますが、上にも下にも行きすぎるのがマーケットというもの。1月終わりの下落局面で買い向かった投資家が総やられして、あきらめて投げ売りしたところで一旦底打ちするのでは?と今のところみています。
上昇トレンド銘柄は引き続き保有継続するとともに、成長株が底打ちしたら、そちらにもある程度資金を投入していきたいと考えています。もちろん、下落している途中では手を出すべきではないことは言うまでもありません。
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10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。