成長株の底打ちはまだの可能性もー2022年2月7日の日本株

2月7日の日本株

週明け2月7日の日本株は、寄り付き直後から大きく売られ、その後はやや戻したものの日経平均株価の終値は先週末比191円12銭安の27248円87銭でした。
TOPIXは小幅下落、マザーズ指数は3%近い下落となりました。

値上がり銘柄1493に対し値下がり銘柄2391と値下がり優勢、昨年来高値更新銘柄は37、昨年来安値更新銘柄は33でした。

ADA指数は36.3%となり、先週末の37.3%から少し低下しました。引き続き上昇トレンド銘柄を買い、下降トレンド銘柄を空売りし、買い持ちの方が売り持ちより多いロング・ショート戦略を行っています。

マザーズ指数は底割れするか?

個別銘柄をみると、引き続きオリエンタルランド(4661)、新生銀行(8303)など強い銘柄は引き続き強い一方、マザーズ指数の下落が日経平均株価やTOPIXに比べて大きいことからも分かるように、成長株は値を下げるものが目立ちます。

日経平均株価やTOPIXと比較すると、マザーズ指数のチャート形状は悪く、まだ下落が止まっていない形になっています。成長株の個別銘柄をみても、1月下旬につけた安値こそ守っている銘柄が多いものの、少し反発した後は再び下げていて、このままだと底割れしてもおかしくないと感じます。私自身、底値狙いで買った成長株は、あまりにもその後の動きが悪いため、ほぼ売却してしまっています。

無論、25日移動平均線ルールを用いれば、成長株の多くは先週の反発局面を持ってしても25日移動平均線にすら届かなかった銘柄ばかりなので、それらを買うこともありませんでしたし、株価が下がっている間は下手に手を出さずに明確な反発を待つのが安全です。

金利上昇の局面で成長株がずっと弱いというわけでもなく、どこかで下げ止まって反発するとは思いますが、それを事前に予想して先回りして動くのは危険です。株と言うものはどこまで上がるか分からないのと同じで、どこまで下がるかも分かりません。したがって、予想してそれが外れて大損をするのは避けるべきで、実際に株価が反発してから動く方がはるかに安全です。

引き続き、銀行株、商社株、資源・エネルギー株中心に強い銘柄については保有継続するとともに、成長株については一部空売りの追加も考えています。
株価のトレンドに逆らわず、下がっている間は手を出さない・・・、これを徹底できたかどうかでパフォーマンスが大きく変わってくることを実感できたのではないでしょうか。やはり個人投資家が生き残るためには逆張りより順張りだということを改めてしみじみと感じます。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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