1月20日の日本株
1月20日の日本株は、前場値を下げる局面もあったもののその後は反発し、日経平均株価の終値は前日比305円70銭高の27772円93銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も反発しました。
値上がり銘柄2731に対し値下がり銘柄1131と値上がり優勢、昨年来高値更新銘柄は3、昨年来安値更新銘柄は204でした。
ADA指数は11.5%となり、前日の0.0%から上昇しました。空売りの買い戻しや、新規買いを行ったことなどによります。まだ空売りはだいぶ残っています。
ちょっとの反発で安易に手を出さない
個別銘柄をみると、多くの銘柄で安寄り後切り返し、陽線で引けています。ただ、トレンドが上昇トレンドに転じたものはわずかで、大部分の銘柄は下降トレンドの中、少し反発した程度の状態です。
結局、成長株だけでなく割安株・景気敏感株も売られ、全面安になってしまいましたが、こうなるとうかつに手を出さない方が無難と感じます。
例えば20日の反発をみて、「底打ちした!」と買い向かった人もいると思いますが、昨晩のアメリカ株は続落していて、21日は再び大きく下がりそうな気配です。こうなると20日の買いが完全に失敗となってしまいます。
日経平均株価は27000円どころで昨年1年間はずっと下げ止まっていますから、今回も下げ止まって反発に転じる可能性は少なくありません。でも、もし今回の下落では27000円どころで下げ止まらなかったとしたら、いよいよ本格的な下落局面に突入することになります。
ちょっと反発したところで買うとしても、しっかりと損切りを決めたうえで実行するようにしてください。私はリバウンド狙いや安値買いは得意ではないので、下降トレンド銘柄の空売りは持続しつつ、25日移動平均線の上にある銘柄の押し目買いや、いち早く25日移動平均線を超えてきた銘柄の新規買いをし、変化の兆候を探るようにしたいと思います。
下降トレンド銘柄を買ってもよいですが、損切りは必ず実行してください。さもないと、本格的な下げ相場になったときに致命傷を負うことになりますので。
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