12月2日の日本株
12月2日の日本株は、大きく下げて始まった後は一進一退の動きとなりました。日経平均株価の終値は前日比182円25銭安の27753円37銭でした。
TOPIXも下落、マザーズ指数は3%の急落となりました。
値上がり銘柄1076に対し値下がり銘柄2837と値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は6、年初来安値更新銘柄は229でした。
ADA指数はマイナス17.2%となり、前日のマイナス5.9%からさらにマイナス幅が拡大しました。保有銘柄も多少は残っていますが、ほとんどが下降トレンドになっているのでかなり減りました。
今は損をして当たり前。大きく負けないことが大事
個別銘柄をみると、ほとんどの銘柄が下降トレンドで、25日移動平均線からのマイナスかい離が10%を超えているものも非常に多いです。年初来安値更新銘柄は229と、一次期の500超レベルからは減りましたが、株価の動きを見る限り、底打ちしたような感じはまだ持てません。
ところで、マーケット環境がどのような状況であっても利益を目指す人もいると思いますが、個人的には「勝ちやすい相場」でない限りは勝負に行くべきではないと考えています。
勝ちやすい相場とは、大部分の銘柄が上昇トレンドであり、株価がさらに大きく上昇しやすい環境です。逆に今は、大部分の銘柄が下降トレンドであり、年初来安値更新銘柄も高水準、株価がさらに下落しやすいという環境です。
こんな環境下、つまり大多数の銘柄の株価が下がっている状況で、株を買って利益を出すこと自体が物理的に不可能なわけです。ですから、例えば現時点で買いポジションがパンパン、という方は、株価下落をもろに喰らうため、大きな損失につながってしまいます。
私のADA指数の推移を見ていただくと分かる通り、11月中旬以降は私自身かなりポジションを小さくしています。これは、下降トレンドの銘柄が多く、買いで勝負するような局面にないことを理解していたからです。
もちろん、いつ株価が下げ止まって反発に転じるか分かりませんから、逆に上昇トレンドの強い株まで全て売り払うのも考えものです。そのため、上昇トレンド銘柄は保有していましたが、それらも日々下降トレンドに転換して売却せざるを得ず、その結果空売りが残り、ADA指数もマイナスに突入しています。
騰落レシオが69.2%と、昨年2~3月のコロナ・ショック後の最低水準まで下がっており、いつ底打ちしてもおかしくありません。底打ち・反発となれば、強い銘柄からいち早く移動平均線を超え、上昇トレンドに復帰していきますので、上昇トレンドに転じて買うタイミングにきた銘柄はしっかり拾っていきたいと今のうちから意識しています。
そろそろ下げ止まる水準ではありますが、何が起きるか分からないのが株式投資ですから、「下げ止まる」と決めつけることは避けるべきです。あくまでも底打ちからの反発で、上昇トレンドを確認できてから買う方が安全です。
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