11月8日の日本株
11月8日の日本株は、小高く始まるもすぐ失速し、マイナス引けとなりました。日経平均株価の終値は先週末比104円52銭安の29507円05銭でした。
TOPIXも値下がり、マザーズ指数は2%超の大幅下落となりました。
値上がり銘柄1536に対し値下がり銘柄2315と値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は73、年初来安値更新銘柄は84でした。
ADA指数は48.5%となり、先週末の51.3%から低下しました。空売りの買い戻しがあった一方、保有株の下落による売却もあり、トータルで小幅な低下となっています。
高値掴みはくれぐれも避けたい
個別銘柄をみると、トリドールホールディングス(3397)、リクルートホールディングス(6098)、図研(6947)など高値更新となる銘柄もある一方、年初来安値更新銘柄が84を数えており、強い銘柄と弱い銘柄の二極化が続いています。
また、全体としてもまだボックス相場を抜け切れていないため、株価が上昇を始めて順調に伸びるかな、と思ってもすぐ失速し、結局は再び下降トレンドに転落するケースも目立ちます。
こんなとき、株価が上昇しているときの高値掴みをしてしまうと、その後の株価失速によりたちまち損失が膨らんでしまいます。買った後株価が下がって損切りになること自体は仕方ないのですが、そうなることを踏まえ、できるだけ移動平均線からのかい離が小さいタイミングで買うことを心掛け、損失をできるだけ抑えるようにしたいものです。
また、決算発表による株価の乱高下も引き続き要注意です。私はソフトバンクグループ(9984)を空売りしていましたが、11月8日の決算発表と同時に1兆円の自社株買いを発表したことで9日の株価は急上昇、損切りを余儀なくされました。私はリスク覚悟で空売りしているので、「しゃあない」という感じで、大事とは感じていませんが、決算発表後の株価の変動リスクを避けたいのなら、決算発表直前の銘柄を新規に買ったり空売りするのは避けた方がよいでしょう。
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