日本株伸び悩みで状況悪化ー2021年10月20日の日本株

10月20日の日本株

10月20日の日本株は、大幅高で寄り付いたもののその後はじり安となり、日経平均株価の終値は前日比40円03銭高の29255円55銭でした。
TOPIXも小幅高、マザーズ指数は小幅安でした。

値上がり銘柄1590に対し値下がり銘柄2228と値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は43、年初来安値更新銘柄は12でした。

ADA指数は50.7%となり、前日の68.0%から大きく低下しました。株価下落で移動平均線を割り込んだりしたものを売却したことなどによるものです。

個別銘柄のチャート形状はかなり悪化

個別銘柄をみると、FRONTEO(2158)、JMDC(4483)など高値更新となる銘柄もありますが、目立ったのが25日移動平均線を超えた直後の銘柄で、朝方高く寄り付いた後大きく売られ、陰線で引けて25日移動平均線近辺まで押し戻されているという形です。

私は基本的に25日移動平均線超えで新規買いをしますが、当然ながら25日移動平均線を超えた後にさらに株価が伸びなければ利益を得ることができません。
強い銘柄は25日移動平均線を超えた後も順調に上昇しているものもありますが、ここ数日の間に25日移動平均線を超えた銘柄の多くは、少し超えた後伸び悩み、大きめの陰線を引いていて、移動平均線超え直後に頭を押さえつけられた形となっています。多くの銘柄のチャート形状がかなり悪化、つまり株価が上昇しにくくなったことは確かです。

日経平均株価自体も25日移動平均線のちょうど線上近辺にあり、ここからどちらに向かってもおかしくない形です。どちらに行くかを予想して、それが外れると大ダメージになりかねませんから、あくまで動いた方向についていくのが望ましいですが、移動平均線近辺で上がったり下がったりして、明確なトレンドが出ずに、動けば動くほど損をするような状況になりそうな予感もしています。ここから明確に上方向に行けばポジションを増やしますが、そうでなければポジションを膨らませないようにしながら様子をみたいと思います。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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