引き続き強い動きー2021年9月13日の日本株

9月13日の日本株

週明け9月13日の日本株は、先週末終値を割り込む時間帯が続いたものの、引けにかけて上昇に転じました。日経平均株価の終値は先週末比65円53銭高の30447円37銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も上昇しました。

値上がり銘柄2501に対し値下がり銘柄1354と値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は305、年初来安値更新銘柄は1でした。

ADA指数は70.4%となり、先週末の70.8%とほぼ変わらずでした。多少の銘柄入れ替えをした程度で、すでに買い仕込み済なので上昇トレンドが続く限り基本は眺めているだけです。

今買うなら「下がったらどうするか」を考えて

個別銘柄をみると、スノーピーク(7816)、SBSホールディングス(2384)、グリムス(3150)、ネクステージ(3186)、オークネット(3964)、JMBC(4483)、TDCソフト(4687)、新光電気工業(6967)など多くの銘柄が高値更新となっています。

一方で、騰落レシオは144%に達し、危険水域に突入しています。

ただ、先日も申し上げた通り、バブル相場であれば騰落レシオが高止まりすることもありますので、ここから必ず調整するとは断言できませんが、過去の経験則としては多少の調整はする可能性の方が高いと思われます。

ですから、今から買うという場合は、下がる可能性も高いわけですから、買った後下がったらどうするかをよく考えたうえで買うべきです。
もし25日移動平均線などの売買の目印が株価から離れていなければ、25日移動平均線割れで売って、もし再度上昇したら買い直す、とすればよいのですが、25日移動平均線から大きくかい離していると、25日移動平均線割れを待つと損失が大きくなりますし、25日移動平均線割れの前に売った場合、その後上昇したときの買い直しが困難になりますし、ではずっと持ち続ければよいかと言えば、それは塩漬け株を作る大きな要因になってしまいます。

買うときに、下がったらどうするか考えるというのも不思議な話に聞こえるかもしれませんが、事実として買った後株価が下がることは往々にしてあるわけですから、下がったときに損失を最小限に抑えることを意識したうえで、買うようにしてください。そうしないと、上昇早期に買えた人が軒並み大きな利益を得ているのに、自分だけ逆に損失を被る・・・という悲しい結果になってしまいかねません。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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