7月21日の日本株
4連休を控えた7月21日の日本株は、朝方大幅高で始まったもののその後は売りに押される展開で、日経平均株価の終値は前日比159円84銭高の27548円00銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も上昇しました。
値上がり銘柄2810に対し値下がり銘柄1018と値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は22、年初来安値更新銘柄は31でした。
ADA指数は12.4%となり、前日の4.4%から上昇しました。買い直しや、空売りの返済などによるものです。まだ空売りも結構残っています。
週明けの動きに要注目
個別銘柄をみると、ベイカレント・コンサルティング(6532)、ミダック(6564)など、強い銘柄は上値を追って高値更新となっています。ただ、全体的に見ると、朝方高かった後は値下がりして陰線を引く銘柄がかなり目立ちました。これを見る限りは、反発はしているもののかなり上値は重そうだと感じました。
しかし、日本株マーケットが休みの間、アメリカ株は大きく上昇、シカゴ日経平均先物も28200円付近まで反発していて、週明けはかなり大きく上昇してスタートしそうです。
その時のポイントとしては、下降トレンドの弱い銘柄までもが大きく上昇して25日移動平均線を軒並み超えてくるのか、そして日経平均株価が25日移動平均線を明確に超えてくるのかです。
前回、大きく下落した後に急反発した際は下降トレンドの銘柄は弱いままで、日経平均株価も25日移動平均線をわずかに一瞬超えただけでそこから再び下落しました。
日経平均株価も上下動を繰り返しながら、少しずつ上値を切り下げている展開ですので、これを払しょくするような動き、言い換えれば25日移動平均線を明確に超えてくるかどうかに注目していきたいです。
週明け月曜日はかなり高く始まりそうですが、もし今回も25日移動平均線で頭を抑えられるなら、寄り付いた後の上値余地はかなり小さいものになります。したがって、寄り付きに全力買いするようなことは、高値掴みにつながりかねませんので控えた方がよいと思います。買うとしても、指値注文をうまく活用し、移動平均線からのかい離が小さく、損切りとなった場合の損失が小さく済みそうなものを買うようにしましょう。
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