7月19日の日本株
7月19日の日本株は、朝から大きく下落し、その後も弱い展開となりました。日経平均株価の終値は先週末比350円34銭安の27652円74銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も大きく下落しました。
値上がり銘柄619に対し値下がり銘柄3281と全面安に近い展開、年初来高値更新銘柄は17、年初来安値更新銘柄は63でした。
ADA指数は14.8%となり、先週末の31.0%から大きく低下しました。25日移動平均線割れとなった保有株等を売却したことや、新規空売りを実行したことなどによるものです。ロング・ショート戦略は継続していますが、買い持ちが減り、売り持ちが増加しています。
日経平均株価が年初来安値を割り込んだら
個別銘柄をみると、イボキン(5699)など高値更新となる銘柄もありますが、多くは下降トレンドとなっていて、上昇トレンドだった銘柄が下降トレンドに転じるケースも非常に目立っています。
昨晩のアメリカ株大幅下落により、シカゴ日経平均先物も27200円台となっていて、5月につけた27400円どころの安値を割り込んでスタートしそうです。
ここまでの動きを見る限り、日本株は全体的には下押しの圧力が強い感じながらも、個別銘柄は二極化し、強いものは強く弱いものは弱いという状況でした。しかし、強い銘柄についても25日移動平均線を割り込むものが急速に増加していて、ここは守り優先で大きな損失を出さないようにすることを第一に考えるべきと思います。
大きく下落すれば日銀の買いもあり得るでしょうが、4月以降、日銀は2回しか日本株を買っていません。今まで株価の下支えをしていた大口投資家の買いが見込まれないとなれば、外国人投資家の積極的な買いがない限りは、株価は軟調な動きが続く可能性が高いです。
とにかく、「そろそろ下げ止まるはず」などと楽観することなく、ルールに従って淡々と、売るべきものは売って、大きな損失を出さないようにすべきです。下がり続ける株を我慢して持ち続けることには何の意味もありません。下がったらさっさと売り、上げに転じたら買い直す方がはるかに安全です。そしていよいよバブル崩壊となったとき、我慢して持ち続けた個人投資家は、塩漬け株のオンパレードで手も足も出なくなってしまいます。そうならないためには、やはり下落の初期段階で一旦売っておくべきなのです。
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