5月7日の日本株
週末5月7日の日本株は、前日終値近辺での小動きとなり、特に後場はほとんど動きがありませんでした。日経平均株価の終値は前日比26円45銭高の29357円82銭でした。
TOPIXも小幅上昇しましたが、マザーズ指数は2%近い大幅安となりました。
値上がり銘柄2675に対し値下がり銘柄1189と値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は82、年初来安値更新銘柄は33でした。
ADA指数は48.7%となり、前日の39.5%から上昇しました。景気敏感株が続々と25日移動平均線を超えてきており、それらの新規買いや追加買いを行ったことによるものです。
弱いものに固執せず強いものについていく
個別銘柄を見ると、ベイカレント・コンサルティング(6532)やマークラインズ(3901)、インソース(6200)のほか、東京製鐵(5423)、日本郵船(9101)、商船三井(9104)、川崎汽船(9107)の海運大手3社などが高値更新となっています。
全体的な感触としては、4月末まで全面安に近かったのが、5月6日、7日に景気敏感株中心に大きく買われて上昇トレンドに転じる銘柄が増えてきている、という形です。
また、マザーズ指数が下落していることからも分かるように、中小型成長株は軟調で、東証1部上場の大型成長株も動きが弱いです。さらに、ハイテク株にも弱い動きのものが目立ちます。
上記から、景気敏感株を中心に強い銘柄がある一方、成長株・ハイテク株中心に弱い銘柄もある、というのが現状です。であれば、強い株をできるだけ上昇トレンド転換直後に買い、上昇が続く限り持ち続ける、というのが最も効果的です。
景気敏感株は大型株が多く、個人投資家の力だけでは動かせません。そうした銘柄が大きく上昇し、上昇トレンドになっているということは、機関投資家や外国人投資家がそれらを買っていることにほかなりません。
彼らは、1日だけ買うということはあまりなく、基本は買うとなったらある程度の期間にわたり買い続けることが多いです。
逆に、今買われずに下げている銘柄というのは、機関投資家や外国人投資家が買っていない、場合によっては売りに回っているようなものです。したがって、これらを買ったり、すでに買った銘柄を我慢して持ち続けていても報われないのです。
個人投資家が勝つためには、自分以外の誰か、言い換えれば機関投資家や外国人投資家がさらに高く買い上げてくれる銘柄を保有し、利益を伸ばす必要があります。ですから私は、株価が下がっていて下降トレンドにある銘柄を逆張りで買うというのは理解できません。
もちろん、株式投資の手法は色々ありますし、正解は1つではありませんが、今まで株価が安くなったものを買っているけど上手く行かない・・・という方は、今後は安くなった株ではなく、現に上がっている株を買って保有するようにしてみてください。だいぶ投資成績が改善すると思います。
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