強かった銘柄が軒並み売られるー2021年3月23日の日本株

3月23日の日本株

3月23日の日本株は、朝方大きく上昇したものの、その後は一貫して売りに押される展開となり、マイナス引けで終えました。日経平均株価の終値は前日比178円23銭安の28995円92銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も下落しました。

値上がり銘柄1021に対し値下がり銘柄2899と値下がり優勢、昨年来高値更新銘柄は146、昨年来安値更新銘柄はゼロでした。

ADA指数は71.5%となり、前日の71.1%とほぼ横ばいでした。打診買いした成長株・ハイテク株などもありましたが弱さをみてすぐ売ってしまいました。

短期間の調整は歓迎だが・・・

個別銘柄をみると、ファーマフーズ(2929)、ミダック(6564)など高値更新となる銘柄もちらほらと見受けられました。ただ、全般的には朝高く、そこから大きく売られるという大陰線の銘柄が多く、かなりチャートの形は悪化しました。

また、鉄鋼株、重工株、商社株、銀行株、海運株など今まで強い動きだった銘柄が一斉に売られました。おそらく大口の投資家の利食い売りが出たものと思われます。私もこれら銘柄群に注力していますから、23日は利益がかなり減少しました。

もちろん、株価は一本調子であがることはなく、海運株などは移動平均線からのかい離率もかなり大きくなっていましたので、このあたりで一旦調整を挟むことは何ら問題ありません。25日移動平均線を割れるまでの調整だと、一旦撤退が必要ですが、逆にこうした銘柄を買いそびれた方は、ここからの調整局面は買いのチャンスになる可能性が高いです。

移動平均線からのかい離率が20%のときに買うと、失敗したときのダメージが大きいですが、例えばかい離率が3%のときに買えば、かい離率20%のときより安く買えますし、買った後移動平均線を割り込んで損切りということになっても小さな損失で抑えることができます。

個人的には、25日移動平均線を割り込まない限りは持ち株はそのまま様子を見ようと思っています。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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